この子は、私の可愛い愛犬こつぶちゃんです。2014年10歳のときにに胆泥症を発症しました。
発症・入院直後は生命も危ない状態でしたが、手術はせずになんとか退院。それからはずっと、胆泥症を改善するためのドッグフードやサプリメントなど、いろいろな対策をしてきました。
そのおかげか、2021年に16歳4ヵ月でお空に旅立つまでの間、胆泥症は悪化することなく穏やかに暮らすことができました。苦しい思いをすることなく長生きしてくれて、飼い主としてはできる限りのことをしてあげられたので、自分としては満足しています。
ずっと闘病記ブログを書いているなかで、「結局、胆泥症にはどのドッグフードがいちばんおすすめなの?」というメールをいただくことが何度かありました。
私はこつぶちゃんの胆泥症のために少しでも良いドッグフードを選ぼうと、比較検討やメーカーさんへの問合せなどを繰り返していたので、良いものを与えることができたという自信があります。
もうこつぶちゃんは旅立ってしまいましたが、今現在愛犬が胆泥症で闘っている飼い主さんの役に立つかもしれませんので、情報としてこのブログを残すことにしました。
このブログでは、実際に試したうえで胆泥症への効果を感じられたドッグフードやサプリメント、さらに飼い主が愛犬のためにがんばった胆泥症対策についてまとめています。
胆泥症のドッグフード、おすすめは2つ
こつぶの胆泥症対策として私が実際に選び、そして与えていたドッグフードは3つあります。
その中で、胆泥症対策のレシピで作られている、しっかりした療法食といえるのは「犬心(いぬこころ)」と「みらいのドッグフード(肝臓用)」の2つだけです。
犬心(いぬこころ)糖&脂コントロール

私が調べた中で、「胆泥症」対応の表記がしっかりされていたドッグフードのうちの一つが「犬心(いぬこころ)糖&脂コントロール」です。
メーカーさんにも問い合わせたところ、大変丁寧なお返事でお墨付きをいただきました。
↓対応疾患の中にしっかりと「胆泥症・胆嚢粘液嚢腫」の表記があります。

※画像は犬心公式サイトより引用させていただきました。
犬心を与えて始めてから、動物病院でのエコー検診で、胆のうのサイズが小さくなっている、つまり、胆のうに詰まっている胆泥が減っているということがわかりました。
[st-card id=331 label="ドッグフード" name="胆泥症対策ドッグフードを「犬心」に変えて2か月。胆泥が小さくなった♪" bgcolor="" color=""]
あくまでうちの子の場合ですので、すべてのワンちゃんに同じ効果がみられるとは限りません。
が、現在購入できるドッグフードのなかではしっかりとした胆泥症への対策がされていて、とてもおすすめです。
食いつきを確かめるために200gのお試しサイズから購入できるので、本商品を買う前に確認してみるといいですよ。
⇒犬心(いぬこころ)糖&脂コントロール 公式サイト
和漢みらいのドッグフード 特別療法食KA(肝臓用)


(※画像は私が購入した当時のものであり、現在はパッケージデザインが変更になっています)
和漢みらいのドッグフード 特別療法食KA(肝臓用)
犬心と並んで良いと思えるフードは「和漢みらいのドッグフード」です。
同商品には犬の疾患に合わせた療法食が何種類かあるのですが、胆泥症に適したドッグフードは「和漢みらいのドッグフード 特別療法食KA(肝臓用)」というやつですのでお間違いのなきよう。
↓公式サイトを確認すると、しっかりと「胆泥症」の表記があります。

※みらいのドッグフードさんより画像を引用させていただきました。
和漢みらいのドッグフードは、漢方素材を取り入れて免疫力を高めていくというコンセプト。ポジティブに病気と闘っていく攻めの療法食という感じがしました。
偏食のこつぶが問題なく食べてくれましたので、味も悪くないと思います。
⇒和漢みらいのドッグフード 特別療法食KA(肝臓用)公式サイト
胆泥症改善におすすめのサプリ
うちの子に胆泥症対策として与えたサプリで、改善の効果を感じたのはこちらです。
ベジタブルサポート

胆泥症を発症した直後は最悪だった肝臓の数値が、ベジタブルサポートを飲ませてから激的に改善しました。
[st-card id=75 label="サプリメント" name="胆泥症による肝臓の数値が大幅に改善!ベジタブルサポートありがとう!" bgcolor="" color=""]
これももちろん、その子の体質により効果は異なると思います。
しかし少なくとも、肝臓と胆のうの働きを正常に近づける助けになると実感しています。
胆泥症の犬のためのドッグフードを選ぶポイント
健康な犬と違って、胆泥症の子は脂質代謝に問題がありますので、ドッグフード選びには重要なポイントがあります。
低脂肪
胆泥症のためのドッグフードで一番重要なポイントはこの低脂肪ということです。
胆泥症の犬の場合、脂肪の消化に必要な胆汁が十分に分泌されないため、脂肪の消化に障害が生じます。このため、ドッグフードはできるだけ低脂肪のもの選ぶ必要があります。
脂質の質
胆泥症の原因として考えられているのが、脂質代謝の異常や、脂質の多い食事、ドッグフードに含まれる酸化した質の悪い脂質などがあります。
そのため、酸化しない良質な脂質「オメガ3脂肪酸」が使われているドッグフードが最適です。
さらに、外国産のドッグフードは輸送中に高温のコンテナに置かれるなどの環境のため、脂質が酸化してしまうことがあるので、私は酸化のリスクの少ない国産のドッグフードを選ぶようにしています。